同じ哺乳類として海の中で生息する「イルカ、クジラ、シャチ」ですが、この3頭に違いはあるのでしょうか。

今回はイルカ、クジラ、シャチの違いについて見ていきましょう。

イルカ クジラ シャチ 違い

イルカとシャチは実は「クジラ」の仲間!

イルカもシャチもクジラも同じ「哺乳類」であり、海にいる哺乳類は海棲哺乳類と呼ばれています。

実はクジラは生物学上では「クジラ目」と呼ばれ、クジラ目の中でもヒゲクジラ亜目とハクジラ亜目という2つに分類されます。

ヒゲクジラ亜目は立派なクジラひげを持っており、ハクジラ亜目は円錐型の大きな歯が特徴とされています。

イルカとシャチにも同様に大きな歯がありますので、この2つはハクジラ亜目の仲間とされています。

つまりはイルカとシャチはクジラの一種であり、同じ仲間であることが言えます。

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イルカ、クジラ、シャチで違うところって?

イルカ、クジラ、シャチは海棲哺乳類であり、同じ仲間という事をお話ししましたが、決定的に違うところを挙げてみると、それは「大きさ」になります。

イルカの体長は4~4.5m、シャチは体長6~9m、それより大きいものをクジラだとされており、区別する点と言えば「体長」になります。

その他にもイルカは絶え間なく泳ぎ続ける生き物と言われていましたが、近年の研究で左右の脳を交互に休ませ、その際に睡眠をとって休んでいるという研究発表がされています。

またその際に片目ずつ眠る為(半球睡眠)ウインクをしているように見えるといった行動がイルカの特徴とも言われており、クジラやシャチとは違う部分になります。

まとめ

実は学者によって見解は異なりますが、イルカ、クジラ、シャチの「明確な区別」というのは未だ解明されてない部分も多くあります。

またこれらの海棲哺乳類に関しては乱獲や環境汚染によって、生息数の減少なども問題視されています。

これから海棲哺乳類の研究が進み、生態系などが明らかになれば、生息数の減少も防ぐ事が出来るかもしれませんね。

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