水族館での曲芸や愛くるしい姿に癒される方も多い、人気者のイルカ。

彼らはなぜ人間になつくのでしょうか?

イルカ 人間 なつく

イルカの性格

人間に従順な犬よりも、勝手気ままな猫に近い性格で、人を見て新人の飼育員には意地悪や云うことを聞かず手を抜くこともあるそうです。

信頼関係を築くには愛情を注ぎ、時間をかけじっくり付き合い、そして観察することが大事なのだそうです。

また、人間以上に好奇心旺盛で、人間に対して警戒心を見せず、なつくとイルカから擦り寄ってきて、一緒に遊んだりします。

人を癒す力がある

イルカには人間の苦しみがわかるそうで、ドルフィンセラピーという言葉もあります。

自閉症の方の発達支援プログラムの一つや、肢体不自由の患者さんのリハビリに役立っています。

患者さんの状態や年齢により個人差はありますが、リハビリ効果が期待されています。

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ショーの芸はなぜ覚える

イルカは好奇心旺盛で遊ぶのが大好きなので、その習性を活用し芸のトレーニングをします。

その方法は、遊びながら良い動きをした時だけ、笛の合図をしてご褒美としてお魚を与えます。

繰り返すうちに、どうすればお魚をもらえるのか理解します。

しばらくしたらその芸をしてもお魚は与えず、別の動きをした時にお魚を与えるそうです。

そうして動きのバリエーションを増やすわけです。

ジャンプについては、偶然のジャンプを待つそうです。

そのジャンプの最中に、人間が笛をならし手を挙げるなどの合図をしたりする。

ジャンプをしたらお魚を与える。

そのことで笛が鳴り人間の手があがった時にジャンプをすればお魚がもらえる、とジャンプを覚えるそうです。

そうやって、野生のイルカでも1年足らずで水族館でのイルカショーのデビューとなります。

注意しなければならないことも

ニュージーランドでは野生のイルカと一緒に泳いで楽しんでいた女性が、遊びに夢中になったイルカに浜に帰してもらえず、冬の海で体力がなくなり近隣の住民に救助される事件が起きました。

野生のイルカと人間がコミュニケーションをとるには、それ相応の覚悟が必要なようです。

まとめ

人間より好奇心旺盛で、遊び好きで勝手気ままな猫に近い性質をもち、人を見るイルカたち。

人懐こいところが人気ですが、接するには人間側の配慮も必要だと思います。

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