イルカと言ってイメージするのはたいていの人がお腹が白で体全体が黒に近い灰色、目が小さくて愛らしいバンドウイルカではないでしょうか?
ですがイルカの世界も、他の動物と同様にたくさんの種類が存在します。
イルカの種類はどれくらい?
イルカは大きく分けて海に生息するマイルカ科とネズミイルカ科、河川などに生息するカワイルカの種類に別れます。
カワイルカは主にアマゾン川、ラプラタ川、インダス川、ガンジス川、揚子江と言った河川に単一の種類で5種類です。
一方の海に生息するイルカは約35種類ほどが分類されています。
一番イメージされやすいバンドウイルカはマイルカ科のイルカで、個体数も多く飼育もしやすいとされています。
バンドウイルカの個体数は一説ですが熱帯東太平洋で243,500頭ほどとも言われています。
また、日本の太平洋側からインドにかけての幅広い沿岸で生息するスナメリはネズミイルカの代表ともいえます。
イルカはクジラの仲間?
昔からイルカとクジラの区別の論争?がされていますが、明確な定義がないのがはっきりしない原因でもあります。
ちなみにイルカもクジラも「クジラ目」という分類とされていて、生物分類上としての境界はありません。
その「クジラ目」の中でイルカとクジラの仲間が区分されています。
というよりもクジラの中でも体長が成体でおおむね4メートルを超えず、口の中に歯があるものがイルカと呼ばれているようです。
もっとも大きさは4メートル以下でもクジラと呼ばれていたりするものもありますので、大きさはあくまでも目安、ということでしょうか。
つまり、イルカはクジラの中の小さな種類、という考え方のようです。
まとめ
イルカの種類はざっと40種類ほどになりますが、シロイルカが分類上クジラとされたり、ゴンドウクジラがマイルカ科で、イルカと分類されることもあったりしますので、クジラと種類を合わせたほうが明確な種類にできるのではないでしょうか?
どちらにしてもですが、一部のイルカは絶滅の危機にある状況です。
環境汚染や乱獲などが主な原因とされています。