イルカが海を素早く泳いでいる姿をイメージすると、南国の風景が目に浮かんでくる事と思います。
実はイルカはクジラの仲間ですから、種類によっては冷たい北海道の海でも問題なく泳ぐことができるのです。
えっ!?と思うかもしれませんが、事実なのです。
北海道のどの辺りでイルカの泳ぐ姿がみられるのか?
イルカを見る事ができるのは、北海道でも一部の地域だけの様です。
イルカウォッチツアーが室蘭と羅臼で期間限定で行われています。
イルカも回遊性の動物ですから、夏でも冷たい海水の北海道でもエサを求めて回遊してくるのです。
室蘭では、噴火湾のなかでイルカの泳ぐ姿が見られます。
また羅臼港からは知床~国後島の間の海峡を、クルージングしながらイルカウォッチを楽しむ事ができます。
どちらもクルージング船の運航期間は6月~8月になっております。
クジラに出会う確率はかなり低いですが、イルカに出会う確率はかなり高いようです。
北海道で泳いでいるイルカの種類は?
北海道で泳いでいるイルカの種類が確認されているのは2種類のイルカです。
この他には、ミンククジラやシャチも運が良ければ見れるそうです。
2種類のイルカはどんなイルカなのでしょう。
カマイルカ
体長1.5m~2.2m 体重 75~90kg 夏~初冬にかけて見られます。
このイルカは大きな群れを作ることが有名で、北海道の海で目撃される時も大群で泳いでいる所が見られたりもします。
室蘭で確認されるカマイルカは、室蘭噴火湾で出産と子育てを行っている様です。
クルージングでも親子のイルカを見かける事もあるようです。
イシイルカ
体長2.1m~2.3m 体重130~200㎏ 春と秋によく見かける事ができるイルカです。
カマイルカより一回り大きいのが特徴ですが、とても活発に活動するイルカです。
このイシイルカの最大の特徴は、イルカの中でも泳ぐスピードが一番早いです。
また大きな群れを作らずに、3~5頭の小さな群れで活動しています。
水族館やテレビなどで見かけるイルカとはちがっているので、もし北海道に行ってクルーズ船で見かけた場合は、色や形など何が違うのか観察してみるのも面白いのかもしれません。
まとめ
北海道で泳いでいるイルカについて紹介してきました。
回遊性があるイルカですが、北海道で見かけられるイルカは、日本近海や北太平洋一体を回遊しているタイプのイルカになります。
イルカは暖かい海で泳ぎまわっているイメージでしたが、冷たい海に適応している種類もいるのですね。