シロイルカは、別名ベルーガとも呼ばれています。
これはロシア語で「白い」を意味しています。
生まれたばかりのシロイルカはまだ灰色なのですが、5年くらい経ち大人になると真っ白になります。
そして可愛らしい顔立ちのシロイルカは、芸達者でとても賢い生き物です。
賢いシロイルカは、知能も高いのでしょうか?
シロイルカはコミュニケーション能力が高い
シロイルカは、同世代の同性だけで群れを作ります。
オスの群れは大きいものだと160頭ほども集まります。
それだけたくさん集まると、人間の集団でもまとめるのに一苦労です。
しかしシロイルカたちはエコロケーションという超音波を使った方法で周囲の様子を察知したり、お互いにコミュニケーションを取る能力を持っています。
シロイルカは遊びが好き
シロイルカは遊ぶのが大好きです。
そしておもちゃを与えなくても、自分で楽しめる遊びを考え出せるのです。
テレビのCMでも話題になったバブルリングは、イルカが遊びとしてやっていたもです。
また、近くにいる飼育員さんなどにお水をかけて遊んでもらおうとしたりします。
シロイルカは学習能力が高い
先に書いたバブルリングは、訓練を重ねてどんどん上手になりました。
飼育員さんの合図に合わせて、いくつでも上手に作れるようになりました。
また、訓練次第で人間の言葉を真似することが出来ます。
水族館でも「おはよう」などの言葉を真似しておしゃべりするシロイルカがいます。
脳みそが大きい!
シロイルカなどイルカは、人間の次に体に対する脳の重量が大きい生き物です。
チンパンジーよりも脳が発達しているのです。
これによりコミュニケーションの能力が高く好奇心旺盛で、高い学習能力を備えているとされています。
知能に関してはまだ不明な点も
しかし、脳の体重の比率の大きさと知能の高さは、一致するとは証明されていません。
学習能力の高さを証明するテストでは、脳の体に対する重量がイルカより小さいチンパンジーの方が能力は上です。
また、人間同様しわが多い脳を持つイルカですが、大脳新皮質が少なく神経細胞の密度も低いのです。
脳に関してはまだ研究を進めている段階なので知能が高いと発表をしている論文が多い中、低いと評価する研究者もいます。
まとめ
イルカの知能の高さに関しては、まだ不明な点がたくさんあります。
しかし学習能力やコミュニケーション能力の高さは、水族館の芸でも示されています。
飼育されているシロイルカは水中生活には無い、陸上の道具や人と接することが出来ます。
これらと接することでまた新たな才能が発見され、これからも私たちを楽しませてくれるでしょう。