イルカは哺乳類ですが、魚のように上手に泳ぎますよね。
もともとは、海の生物ではなく、陸上で4本足で暮らしていたといわれるイルカですが、彼らはどのように進化して、今の形を得たのでしょうか。
その中でも、イルカの尾びれは、どのようにしてできたのか。
また、海中からジャンプすることもできるイルカの尾びれの力はどのくらいなのか。
イルカの尾びれの謎に迫りたいと思います!
イルカの尾びれはどのように進化してできた?
イルカは、尾びれが付いていますが、もとは4本足の哺乳類でした。
クマやオオカミなんかと同じく4本足で歩き、魚や貝を捕獲して食べていたといわれています。
しかし、敵から身を隠すため、エサをたくさん確保するために、海の中に適応できるように進化していったと考えられています。
イルカのヒレは、前足が進化したものです。
では、尾びれは後ろ足が進化したものなのでしょうか?
調べたところ、後ろ足が進化したもの、という考えで合っているようです。
しかし、すぐに尾ひれが今のような形になったわけではなくて、ムカシクジラ亜目という、ヒレができ、後ろ足は退化しはじめた生き物が現れ、それから1000万年くらいして、尾びれを持つように進化していったようです。
イルカの尾ひれ、魚の尾ひれの違いは?
イルカは、尾ひれを縦に振って泳ぎますね。
それに対して、同じ水中に住む魚は体を左右にくねらせることで、尾ひれを左右に振って泳ぎます。
魚類から進化した両生類、爬虫類(恐竜を除く)も、陸上に住むようになっても、体を左右にくねらせて歩きますね。
胴体から横に足が生えているので、くねったほうが効率よく歩けるからです。
魚類は、左右に体をくねらせますが、哺乳類であるイルカは、上下にうねって泳ぎます。
猫や犬など、哺乳類は足が胴体から下向きに生えていますから、左右にくねるよりも上下にうねって歩くほうが効率がいいんですね。
哺乳類が水中生活するなら、イルカのようなヒレの付き方になり、縦にうねる泳ぎ方になるといわれています。
イルカの尾びれの力は?
イルカの尾びれの力はかなり強く、イルカが速く泳げるのも尾びれによるものだといわれています。
イルカは遊びのつもりで人を尾びれで叩くことがありますが、運が悪いと骨折することもあるくらいだとか。
イルカとのふれあいの際は、十分注意したほうがよさそうです…。
まとめ
さて、いかがでしたか?イルカの尾ひれの進化の謎が分かりましたね。
もとは陸上にすむ哺乳類が海に進出したり、海に住んでた生き物が陸上に出てきたり、進化は面白くて興味深いですよね。