魚とイルカの違いで気になるのが、尾びれのつき方です。
普段は、あまり気にならないことかもしれません。
理由を知りたいと思ったので、リサーチしてみました。
どうしてイルカの尾びれは横についているのか
イルカはもともとの骨格が関係して、尾びれが横についています。
イルカは泳ぐ時や餌をとる時は、主に縦に体を動かします。
その為イルカの筋肉も、縦に主に動くように発達しています。
哺乳類には多い動き方です。
また、餌などをとるときは縦の動きの方が良いようです。
理由としては、力を入れて餌を捕獲することができます。
言い方をかえれば、背中とお腹を使って運動していることになります。
イルカは背筋と腹筋にあたる部分は発達しています。
これは進化の過程も関係ありますが、もともとのイルカの体の構造です。
横についていることで、ジャンプすることが出来たのと、行動範囲を広げたと考えられています。
イルカの尾びれの構造とは
イルカの尾びれは、体の中で熱を放熱するシステムになっています。
なので、泳ぎ始めるとすぐに熱くなってくるのが尾びれです。
尾びれは泳ぐ時に縦方向に動きますので、放熱効果も高いですね。
海の中で泳ぐことで、対流させて熱を外に放熱して冷却しているのですね。
また、尾びれの構造で変わっているところは、骨が無いことです。
骨は尾びれのつけ根あたりまできていますが、尾びれには骨がありません。
このような構造をしている為に、しなやかな動きが出来ると考えられます。
一見尾びれの最後まで骨があるように思えます。
まとめ
イルカの尾びれの進化をたどりましたが、もともとの構造であることには驚きました。
動物の進化は、徐々に変わってきているものだと考えていましたが、もともとである部分もあることは意外です。
また、イルカだけでなくクジラも横に尾びれがついていますが、哺乳類としての特徴であることも知りました。
横に付いている尾びれを器用に動かして泳いでいるイルカは、見ていると自由を獲得した動物であると感じます。
様々な機能をもったイルカの尾びれは、イルカの運動能力を向上させているので、天敵もそんなには多くないのですね。