イルカというとあたたかい海に生息しているというイメージを持つ方も多いと思いますが、たしかに暖かい地域を中心に活動することが多いようです。
しかも海だけではなく川にもイルカは存在しています。
そんなイルカですが、どの地域あたりまでが見られると思いますか。
日本海側でイルカウォッチングができる
日本では小笠原諸島など太平洋側の温かい海を中心に見ることのできるイルカですが、日本海側でも野生のイルカを見ることができます。
それは石川県の能登半島にある能登島周辺です。
ある時2頭のミナミバンドウイルカが七尾湾の中に入ってきたそうで、今では10頭を超える集団になっているそうです。
ちなみにミナミバンドウイルカの生息地としては、ここが世界最北ではないかと言われています。
イルカウォッチングだけではなく、イルカとのスイムもできるそうです。
近くには和倉温泉もありますので、のんびり、楽しく旅行の計画を立てて行くのもいいかもしれませんね。
500頭近くの集団が出没したことも
2014年4月上旬の話になりますが、京都府の日本海沖合で500頭ほどのカマイルカが北上しているところを海上保安庁のヘリが発見しました。
通常、カマイルカは100頭前後で群れを作るようですが、今までで確認された中でも大きな群れは3000頭以上と言われています。
太平洋側ではまれに大規模の群れに出会うことはあるようですが、日本海側での500頭ほどの集団は珍しいようで、大地震の前触れか?などと騒がれたこともあったようです。
なぜこのような群れとなって北上したのかは、わかっていないようです。
まとめ
少し南下すれば温かい水域のある太平洋側と違い、日本海側でイルカの群れを見ようとするとやはり限られた状況になってしまうようです。
能登島のイルカはおそらく特殊な例だと思いますが、島根県の沖でもイルカは観測されるようで、夏になると海水浴がてら見に来る人もいるようです。
ちなみに島根県の水族館「しまね海洋館アクアス」にいるシロイルカは、見ると幸せになれるというバブルリングを作ることで有名です。