海洋生物の中で特に人気が高いイルカですが、この地球上の生物の宿命で生まれたからには命の終焉は必ず訪れるはずです。
いったいイルカの寿命はどのくらいなのだろうか?
調べてみました。
水族館のイルカたち
一般的に短命といわれています。
水族館のショーで活躍するイルカ、ハンドウイルカの寿命は7年といわれ、その原因はストレスとするデータもあるようです。
野生のイルカたち
野生のイルカたちの寿命は、実はよくわからないそうです。
種類によって違い、短いもので15年、長いものでは70年生きるといわれていますが、海洋生物を自然の状態で観察するという事は難しく解明されていないのが現状です。
ただハンドウイルカについては、メスの寿命は40年、オスは30年以上生きることはあまりないとされています。
病気になる?
意外ですが、イルカも風邪をひくそうです。
咳をしたり、熱を出したりするそうです。
人間と変わりませんね。
ちなみに、イルカの咳は噴気孔から「ブシッ!ブシッ!ブシッ!」と立て続けに息を吐きだすそうです。
お腹をこわしたりすることもあり、その他、癌、潰瘍、心臓病、肺炎、関節炎になることが分かっています。
原因は寄生虫とされ、機能障害を引き起こしたり、病気がひどくなるようです。
捕食者たち
ホッキョクグマやアザラシやイルカを食べるイルカもいます。
シャチ、オキゴンドウ、ユメゴンドウは、イルカを食べるのです。
私たち人間
残念ながら、私たち人間がイルカの不自然な一生の終わりに関わっているのです。
船との事故、海洋汚染、漁業の網に絡まる、プラスチック片やビニールなどのゴミを飲み込み、胃や腸が詰まりそのまま一生を終えるイルカもいるのです。
まとめ
イルカの一生の終わりには病気、老衰、捕食されてしまう、そして私たち人間が関わってしまうことによって迎える不自然な形の4パターンがあります。
イルカと触れ合いたいと思う方も多いかもれませんが、人間の持っているバクテリアに対する抵抗力がないため病気になったり、触られることでストレスを感じることもあるそうです。
イルカや他の生物を守る意味でも、自然を守り、野生動物にはなるだけ触れないようにしたほうがいいのかもしれません。