海面を分けるようにのぞかせている三角の背びれ。

イルカのウォッチングでは本気になって見つけます。

でも、ふとした疑問がわいてきます。

背びれは何の役にたっているのだろう?

イルカの起源をたどる、とその理由が少しひも解けます。

イルカ 背びれ 進化

水中で生き残るために進化したイルカの背びれ

イルカは、もともと陸上生物でした。

そして祖先はクジラと同じです。

化石の発見から、狼程の大きさで、長い尾を持ち、四足歩行であったといわれています。

そこから水陸両用の体をもつ動物が約4千9百万年前にいて、どちらの化石もクジラ特有の特徴的な耳の構造をもっていたため、クジラの進化が明らかになってきました。

祖先がそのような陸で生活する哺乳類だったため、イルカにもその名残があります。

後ろ足は退化してなくなりましたが、胸びれは動物の前足の役割をしているため指の骨が5本あります。

背びれは、完全に進化の過程で足されたものだと言われています。

イルカは泳ぐ時、尾びれを力強く上下に振ることで、時速約70キロもの速さをだします。

水中で、それだけの速さを出すと上下の振りと、水の抵抗が強くて身体がぶれやすくなりますが、この背びれが左右のバランスをとって安定感を生み出します

また、急激な方向転換の時にも必要です。

運動神経の高いイルカ程、体に対してヒレは大きくなるのだそうです。

水族館等、狭い場所で生活するイルカは、海にいた時のように速く、長く泳ぐことがなくなります。

そうなると、運動不足による筋力の衰えにより、背びれが折れ曲がったり、損傷しやすくなります。

速く泳ぐ以外にも、イルカは哺乳類なので体温調節が必要です。

そのため、背びれを海面から出して体温を調整しています。

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まとめ

同じ仲間のクジラは、とても体が大きいため、天敵が少なく、餌をとるのもイルカのように素早く動く必要がありません。

そのため、背びれが必要でなくなった結果、あの巨体で小さな背びれしかありません。

背びれは、イルカにとって必要な進化だったのだと分かりました。

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