イルカは高いか低いかは別として、知能を持っていることは知られています。
そしてエコーロケーションを使って仲間と情報伝達をおこなったり、周りのものをさがしたりします。
そして群れを作り集団で行動することも、また知られています。
集団で餌を取ることのメリット
イルカの主食は小さい魚類、イカやカニなどと言ったもので群れを作る種類のものを餌としているようです。
基本的にその群れを見つけたら、イルカの群れがそこに移動するという形です。
単独で動くよりも食料が確保しやすい、というのが何よりのメリットです。
また、餌の取っている間に敵が迫ってきた時に集団であれば気づきやすい、ということもあります。
単独で行動する場合もあり(特に雄など)、その時は海底にいる魚類や甲殻類などを捕まえるようです。
また水分は海水ではなく、餌となる魚などから補給しています。
水中なら海水がたくさんあるので水分に困らなさそうですが、人間と同じ哺乳動物なので海水では脱水症状を起こしてしまうからです。
ちなみに餌を取るときの行動は、水面と水底を行ったり来たりするような行動をすると考えられているようです。
基本は母子家庭?
イルカの集団は、基本的に雌イルカとその子供のイルカが集まっています。
雄イルカは基本的には雄イルカだけの少数の群れを作ります。
大きな集団は雌イルカと子供のイルカの場合がほとんどです。
子供たちに餌を与える、餌のとり方を教えるという意味でも集団で餌を取るというのは効率がいいのかもしれません。
母子家庭と言うより母子グループという言い方のほうがあっているのかもしれません。
まとめ
大昔の人間社会でも、食料の確保は集団で狩りに出かけ捕まえみんなで分け合って食べていました。
人間に限らず、集団で行動する動物は同じようにしています。
一部の鳥なども同様です。
知能があれば、なおさら集団行動しやすいといえるでしょう。
水中とは言えイルカも同じように集団で餌を探し、みんなで分け合っています。
生きていく上での必要な知恵がそこにあります。