日本近海でもイルカの泳いでいる姿を見かけることがあります。
イルカを見かけると、必ずと言って良いほど複数頭で泳いでいることが分かると思います。
と言う事はイルカは群れで行動する動物なのでしょうか?
群れを作る場合、群れの頭数はどれくらいになるのでしょうか。
イルカは群れを作るのか?その時の頭数はどのくらいか?
イルカは、クジラ偶蹄目ハクジラ亜目に属するクジラの一族になります。
このハクジラ亜目については、群れを作る習性が確認されています。
イルカは、ハクジラ亜目に属していますから群れを作る習性があります。
群れを作る習性がある事がわかった所で、群れに属する頭数はどれくらいの規模になるのでしょうか?
カワイルカの数頭が最小規模の群れで、他のイルカは最大で数千頭になる群れもあります。
日本の近海で群れで確認されているのは、東京都御蔵島近海にいるミナミバンドウイルカの群れで100頭前後が確認されています。
但し、この群れの中にイルカは一生同じ群れで過ごすイルカと、群れを離れて違う群れに移動するタイプが存在するようです。
2~3日群れで行動したかと思うと、姿を消して違う群れに合流するものもいます。
イルカが群れで行動する理由はあるのか?
イルカが単独行動する事はかなり稀である事から、基本の行動は群れでの行動になります。
ではなぜ群れで行動するのか?と言う事になります。
何かしらのメリットがあるからでしょう。
考えられるのは・・・
情報の共有
群れで行動する事で、1頭がエサを発見すれば群れでハンティングする事ができます。
また、1頭が危険を察知した場合に群れが生き残れる様に回避行動が取れる事が考えられます。
繁殖や学習
群れで行動する事で、繁殖時期に確実に繁殖する事が容易に出来る事も考えられています。
また、若いメスイルカに子供のイルカの教育をさせる行動も確認されています。
これも若いメスイルカが繁殖した時の為の学習行動とも言われています。
イルカの群れは、それだけで1つの社会が出来上がっている事になります。
まとめ
イルカの群れの数等について紹介してきました。
イルカが群れで行動する理由も、情報の共有化や繁殖・学習する目的と言うと、どこか人間に近い気がします。
知的な動物であるイルカですから、社会性が確立していてもおかしくはないのでしょう。
コミュニティを形成する事で、群れを守る。
人間の社会の縮図のようにも感じませんか?
人もイルカも哺乳類ですから、どこか似ていたりもするのでしょうね。